風になびかれてひらひらと舞う桜。桜といったらお花見を想像される方も多いのではないでしょうか。遠くに旅行してみたり、近くの公園にレジャーシートを持って桜の下で場所取りをするのも楽しいですね。
今回は、お花見の際に周りの人に教えたくなるような桜の花言葉と誕生花を紹介します。
【桜の花言葉】怖い意味はある？
まず、桜の花言葉を紹介します。桜の花言葉に怖い意味があるのかも調べてみました。
桜（全般）の花言葉
桜の花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」「儚さ」「新しい始まり」など。
文化や地域によって異なる場合がありますが、一般的には桜全般の花言葉は上記5つを象徴しています。日本で桜は特に重要な花として扱われており、春の訪れや門出を祝う花としての認識があります。
桜の花言葉は開花期間が短くとも立派に咲き誇る姿から、人生の儚さや一瞬の美を大切にする心を表現し名付けられました。
八重桜（ヤエザクラ）
ヤエザクラの花言葉は「理知」「善良な教育」「豊かな教育」など。
花びらが幾つも重なって咲くのが八重桜の特徴です。
一般的な桜は、5枚の花びらで咲くのに対し八重桜は6枚以上の花びらが重なり合って咲きます。とてもボリュームのある花姿をしており遠くから見ても分かりやすい桜です。
枝垂れ桜（シダレザクラ）
シダレザクラの花言葉は「ごまかし」です。
福島県三春町にあるは日本三代桜のうちの1つで樹齢1000年以上です。
日本三大桜に数えられる滝桜は、大正11年10月12日に桜の木としては初めて国の天然記念物に指定された名木です。Find!三春 引用
人気ある桜の花言葉
次に、人気ある桜の花言葉を8種類紹介します。お正月が終わって1月の中旬あたりから3月頃になるとよく聞こえてくる桜の名前がありますよ！
① 染井吉野（ソメイヨシノ）
ソメイヨシノの花言葉は「高貴」「精神愛」など。
観賞用の代表種といってもいいくらい認知度の高い桜ですね。
染井吉野はさまざまな場所に植えられています。地域によって異なりますが一般的には3月下旬〜4月上旬で、満開から約10日後には散り始めます。
② 河津桜（カワヅザクラ）
カワヅザクラの花言葉は「思いを託す」「淡白」など。
1月の寒いときに1番初めに咲く桜が河津桜です。
河津桜は、静岡県河津町で生まれた桜です。河津桜を見るために毎年多くの方が訪れる観光スポットとして有名です。2月上旬からは約1ヶ月間「河津桜まつり」が開催されます。
③ 啓翁桜（ケイオウザクラ）
ケイオウザクラの花言葉は「純潔」「精神美」など。
啓翁桜は、切り花でも販売しており手軽に桜を堪能できます。
啓翁桜は「春を告げる花」と呼ばれています。蕾から葉桜まで花の様子を見て楽しむことができる桜です。桜と聞くと大きな桜の木を想像されると思いますが、啓翁桜は切り花として桜の枝が出回っています。
玄関先に飾ってみたり、洋風なポットに生けてみたりとやり方は様々。贈り物としても需要が高まってきていることから筆者一押しの桜です。
桜の枝
④ 寒緋桜（カンヒザクラ）
カンヒザクラの花言葉は「気まぐれ」「あなたに微笑む」
沖縄では桜といったら寒緋桜というくらいたくさん植えられているんですね
寒緋桜は、沖縄県石垣島にある荒川の寒緋桜は天然記念物に指定されています。沖縄県では寒緋桜を多くの場所で見ることができます。寒緋桜は地域によって異なりますが一般的には1月中旬〜2月上旬です。
⑤ 江戸彼岸（エドヒガン）
エドヒガンの花言葉は「心の平安」「独立」
山梨県にある実相寺の江戸彼岸は、樹齢1800年と言われています。
江戸彼岸は、山梨県北杜市武川町山高の実相寺境内に神代桜（エドヒガン）が植えてあり日本三大桜の1つです。他にも、三代巨桜の1つで樹高や枝葉がとても大きな桜として定められています。
⑥ 豆桜（マメザクラ）
マメザクラの花言葉は「優れた美人」など。
庭木として豆桜を育てられる方もいますよ。
豆桜は、名前の通り他の桜よりも樹高・花・葉が小さいのが特徴で、豆桜は地域によって異なりますが一般的には3月下旬～5月上旬が見頃です。
富士山や箱根近辺に多く咲いていることから別名「富士桜」「箱根桜」と呼ばれ親しまれています。
⑦ 高嶺桜（タカネザクラ）
FC2 引用
タカネザクラの花言葉は「心の美しさ」など。
高嶺桜は咲き方が特徴的で半開状でやや鐘形に花を咲かせます。
日本の桜の中で最も標高の高い所に咲くことから高嶺桜と名付けられ、本州では標高1500〜2800mの亜高山帯から高山帯の峰にかけて生育しています。
高嶺桜は地域によって異なりますが一般的には5月～7月上旬が見頃で長期間みることができる桜です。
⑧ 山桜（ヤマザクラ）
ヤマザクラの花言葉は「美麗」など。
桜といったらピンク色ですが、山桜は白色の花を咲かせこともあります。
山桜は広い範囲に植えられている桜で、本州・四国・九州・朝鮮半島をメインに見ることができ、山桜は地域によって異なりますが一般的には3月下旬〜4月上旬が見頃です。ソメイヨシノよりも遅く花を咲かせます。
⑨ 霞桜（カスミザクラ）
カスミザクラの花言葉は「美麗」など。
霞桜の花色は、白色です。稀に見る白色の山桜よりも白っぽい特徴があります。
霞桜は先ほど紹介した山桜の1種ですが霞桜は地域によって異なりますが一般的には4月〜5月が見頃で山桜よりも後に花を咲かせます。
霞桜は寒さに強い特徴があり、北海道・本州・四国でよく見ることができます。霞桜と名付けられた理由は、満開になったとき遠くから霞桜を見ると霞んで見えたというのが由来だそうです。
香りのする桜の花言葉
次に、香りのする桜を2種類紹介します。桜を見つけたら思わず香りを嗅ぎたくなりますよね！
大島桜（オオシマザクラ）
オオシマザクラの花言葉は「心の美しさ」「純潔」など。
桜餅に巻かれている葉っぱは大島桜の葉っぱなんですよ。
大島桜は3月下旬〜4月上旬が見頃で、白色の桜が満開に咲いたとき遠くから見ると木々が全体的に黄緑色に見える特徴があります。大島桜を見つけた時には遠くから見るのもおすすめ。桜としてはまた新しい色の感覚に出会えます。
そして桜の花びらは他の桜と比べると大きく見応えがあります。桜の花・葉から桜餅のような香りがほのかに漂います。
丁字桜（チョウジザクラ）
庭木図鑑、植木ペディア 引用
チョウジザクラの花言葉は「高尚」など。
萼筒は、花の後側にあり付け根の部分のことを指します。
丁字桜は横から見ると「丁字」に見えることからこの名が付けられ、花の大きさ自体は小さいものの萼筒が太く長い特徴があります。
丁字桜には別名フジモドキという名前があり、まさに藤のような薄紫色の花から香りがします。花には毒があるため注意が必要です。そして、地域によって異なりますが一般的には3月下旬〜4月上旬が見頃です。
丁字桜は、名前に桜が入っていますが、桜の仲間ではなく沈丁花の仲間ということが分かりました。
花姿が不思議な桜の花言葉
深山桜（ミヤマザクラ）
ミヤマザクラの花言葉は「純潔」「精神美」など。
苞は、花の中央に伸びている部分のことを指します。
深山桜は白色の小さな花を咲かせます。特徴的なのが花びらの内側にある苞が長く、花びらから飛び出すほど長いため他の桜と比べると一目瞭然。深山桜は地域によって異なりますが一般的には4月下旬〜が見頃です。
桜の誕生花
最後に、桜の種類ごとに誕生花を紹介します。
簡単に誕生花がどういう意味なのかご説明しますね。
誕生花は、特定の月や日に生まれた人々に関連する花のことを指します。各月や日にはそれぞれ異なる花が割り当てられており、その花が人の性格や運勢に影響を与えると考えられていて花占いや誕生日に関するイベントなどで楽しまれ贈り物として活用することができます。
| 河津桜（カワヅザクラ） | 2月12日 |
| 江戸彼岸（エドヒガン） | 2月21日 |
| 寒緋桜（カンヒザクラ） | 2月25日 |
| 八重桜（ヤエザクラ） | 3月1日・9日・11日 |
| 枝垂れ桜（シダレザクラ） | 3月19日 |
| 啓翁桜（ケイオウザクラ） | 4月21日 |
| 染井吉野（ソメイヨシノ） | 3月28日 |
| 山桜（ヤマザクラ） | 3月31日 |
| 桜（全般） | 4月1日 |
まとめ
今回は、桜の花言葉と桜の種類ごとに誕生花を紹介しました。桜は紹介した種類だけでなく桜同士の種を組み合わせて新たな種類を生み出し多くの品種があります。
春の花といったら桜が初めに思い浮かぶくらい親しまれていますよね。花言葉もポジティブで美しい言葉が名づけられています。誕生花に合わせて桜のアイテムや桜の切り花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
今回の記事がみなさまの参考になったら嬉しいです。
Thank you!!
春になるとピンク色の桜が辺りを染めてくれますね！