花と言われると、美しい・可愛いといった印象を持たれる方が多いのではないでしょうか。花には「花言葉」という見た目や育った地域によって名付けられた言葉があります。
お花屋さんで贈り物ようの花を選ぼうと思ってもどれにしようか迷ったことがありませんか?花選びの方法として1つ「花言葉」を参考にして選んでみてはいかがでしょうか。
そして今回は見た目は綺麗でも花言葉に不気味さを感じる花を15選と、贈り物に不向きな花を紹介していきます。
怖い花言葉 15選
お花屋さんで見かけることができるもので見た目は綺麗なのに実は花言葉が怖い・恐怖を感じてしまう種類の花を15選にして紹介いたします。
黒 薔薇
薔薇の花言葉は「美」「愛」といった素敵な言葉を持っています。しかし、薔薇は「色」「本数」によって花言葉の意味が変わってきてしまうことから選ぶ時に注意してほしいお花と言えます。
黒薔薇の花言葉は『憎しみ』です。この花言葉が名付けられたのは花の色が関係しているのではないかと言われています。愛が強すぎるが故に歪んでしまったニュアンスで名付けられていると推測しました。
紫 芍薬
芍薬の花言葉は「はにかみ」「恥じらい」と言った可愛らしい花言葉を持っています。しかし芍薬は「色」によって意味が変わってきてしまうことから選ぶ時に注意してほしいお花と言えます。
紫芍薬の花言葉は『憤怒』です。この花言葉が名付けられたのは花の色が関係しているのではないかと言われています。芍薬はお祝いのシーンに選ばれる方が多いため気を配りたいポイントですね。
ロベリア
ガーデニングに使用されることの多いロベリアは植木鉢やプランターに植えると綺麗な紫色の花を咲かせます。春・秋の種まきの時期によって花が咲く時期も異なり、春に蒔くと3月~4月、秋に蒔くと9月~10月に開花します。
ロベリアの花言葉は『悪意』です。この花言葉が名付けられたのは少し特殊な可愛らしい見た目のお花ですがロベリアには毒があり薬としても採取されていますが誤った取り方をしてしまうと“呼吸困難や嘔吐“の可能性があるということが関係しているのではないかと言われています。
黄色 カサブランカ
カサブランカの花言葉は「祝福」「壮大な美しさ」と言った美しい花言葉を持っています。しかしカサブランカは「色」によって意味が変わってきてしまうことから選ぶ時に注意してほしいお花と言えます。
黄色カサブランカの花言葉は『裏切り』です。この花言葉が名付けられたのは花の色が関係しているのではないかと言われています。カサブランカはお祝いのシーンに選ばれる方が多いため気を配りたいポイントですね。
マリーゴールド
お花屋さんや園芸屋さんで切り花として、鉢植えで販売されており花の色もオレンジ・黄色といった明るい色なため選ばれやすいお花です。
4月~12月にかけて花を咲かせます。マリーゴールドの品種によって開花時期も異なることから目にする時期や回数は多いと思います。
マリーゴールドの花言葉は『下品な心』です。この花言葉が名付けられたのはギリシャ神話の太陽神アポロンの物語が関係しているのではないかと言われています。
白 ゼラニウム
ガーデニングに使用されることの多いゼラニウムは植木鉢やプランターに植えると3月~11月ごろ綺麗な色の花を咲かせます。花の色は種類が豊富!
白ゼラニウムの花言葉は『私はあなたの愛を信じない』です。西洋では「indecision 優柔不断」が花言葉で、嫌いな人・避けたい人に贈る花と言われているそうです。
ゼラニウムは色別で花言葉の意味が変わることから贈り物として選ぶ際には気を配りたいポイント、贈り物におすすめの色は赤色のゼラニウムです。
テッセン
テッセンはクレマチスとも言われます。テッセンはクレマチスの一種でツル植物と言われる部類です。長く固いツルを這わせる特徴があり「ツル植物の女王」と呼ばれているそうです。
テッセンの花言葉は『甘い束縛』です。白色の花びらに対し中央に引き締まる紫色が入ることによってシックな印象を持たれることから花束に選ばれやすいお花です。花言葉からするに恋人に贈るには避けたほうがいい花かもしれませんね。
アネモネ
ガーデニングに使用されることの多いアネモネは植木鉢やプランターに植えると3月~5月ごろ綺麗な赤色の花を咲かせます。
アネモネは愛に関する花言葉が名付けられており、アネモネの花言葉は『恋の苦しみ』ですこの花言葉が名付けられたのはギリシャ神話の愛の女神アフロディテとアドニスという少年の悲しい愛の物語が関係しているのではないかと言われています。
黄色 カーネーション
カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」という素敵な言葉が名付けられています。しかしカーネーションは「色」によって意味が変わってきてしまうことから選ぶ時に注意してほしいお花と言えます。
黄色カーネーションの花言葉は『拒絶』です。母の日の贈り物といったらカーネーションを想像される方が多いのではないでしょうか。
カーネーションは色別で花言葉の意味が変わることから贈り物として選ぶ際には気を配りたいポイント、贈り物におすすめの色は赤色・ピンク色のカーネーションです。
マルベリー (実)
マルベリーは花ではなく実ですが、花言葉が今回のテーマにぴったりと感じたことから選びました。いき過ぎた恋愛感情はときとして狂気になることを表した花言葉だと感じました。
マルベリーの花言葉は『共に死のう』です。この花言葉が名付けられたのは「ロミオとジュリエット」という愛の物語が関係しているのではないかと言われています。
またマルベリーは、4月~5月に小さくお花には見えづらい茶色が特徴で穂状に咲かせ、梅雨の時期に小さく赤い実をつけます。
四つ葉のクローバー
四葉のクローバーは見つけられると願いが叶うという言い伝えがあることで有名ですね。1度は探したことがある方も多いのではないでしょうか。こんなにも可愛らしい見た目のクローバーですが花言葉が衝撃的でした。
四つ葉のクローバーの花言葉は『復讐』です。願いが叶わなかったときの怒りや悲しみといった感情から復讐に走るといったニュアンスで名付けられていると推測しました。
紫陽花
梅雨に入ると雨に憂鬱になりやすいですが、紫陽花はそんなジメジメした場所にその美しさを発揮します。6月中旬は紫陽花スポットで賑わいをみせるほど。
紫陽花の花言葉は『浮気』です。また「移り気」といった花言葉も持っており恋人への贈り物には避けたいお花ですね。
花言葉の意味は、紫陽花は時期によって花の色を変え色褪せていくその姿が関係しているのではないかと言われています。
夕顔
「朝顔」は多くの方が知っていると思います。早朝に花を咲かせ昼過ぎにかけて花を閉ざす特徴のお花です。夕顔は名の通り夕方に花を咲かせ夜にかけて花を閉ざします。
一瞬、「朝顔だ」と思われるかもしれませんが、夕顔といった名前があるので覚えてみてくださいね!
夕顔の花言葉は『罪』です。植物じたいに怖い意味があるのではなく、源氏物語に登場する「夕顔の君」という人物に因んで名付けられています。
また夕顔の花言葉には「夜の思い出」という素敵な言葉も存在することがわかりました。
鳳仙花
鳳仙花は「椿咲き」と呼ばれる八重咲きが一般的に流通されていますが近年は「絞り咲き」花びらがキュッと絞られたような姿で咲くものもあるそうです。
そして鳳仙花というと熟すと果皮の内外にある種を遠くに飛ばす習性があります。
鳳仙花の花言葉は『触れないで』です。自然に弾ける寸前の果実は少し触れるだけで飛んでしまうそう。気やすくは触らせないといったニュアンスで名付けられていると推測しました。
また鳳仙花の花言葉は「心開く」という素敵な言葉も存在することがわかりました。
スカビオサ
スカビオサの花言葉は『私は全てを失った』です。ネガティブな花言葉が主に付けられているスカビオサは特に紫色は“悲しみ”と結び付けられています。
西洋では紫色は死の色とされ喪服に取り入れる色でヨーロッパでは夫に先立たれた女性にスカビオサを贈られるそうです。
このことから花じたいに怖い言葉が名付けられている訳ではなく地域によって意味合いは変わってきます。
贈り物としてスカビオサを選ぶ場合には「愛」の花言葉を持つ赤薔薇を一緒に組み合わせてみるのはいかがでしょうか。
贈り物に不向きな花
怖い花言葉は関係ありませんが、贈り物として選ぶ際に避けた方がいいとされている花を紹介いたします。また日本では贈り物の花として好まれていても西洋では贈り物の花として避けられているものもあります。
椿
椿の花言葉は『罪を犯す女』です。愛する人の想いが強まったが故に罪を犯した女性の物でフランスの小説 “椿姫”から来ています。
椿が贈り物として避けた方がいい理由は枯れる時に花の頭が落ちることです。頭が落ちることは死を連想されることから、「お見舞い」や「還暦」に贈るには避けた方がいいとされています。
ハイビスカス
ハイビスカスの花言葉は『あなたを信じる』です。沖縄に咲く花の印象があるハイビスカスですが、沖縄ではハイビスカスを亡くなった方に供える花として使われることが多く贈り物として選ばれることはありません。
一方、ハワイでは神様に捧げる花として「幸せな未来」「希望」を象徴し大切に扱われているそうです。
ハイビスカスが贈り物として避けた方がいい理由は枯れる時に花の頭が落ちることです。頭が落ちることは死を連想されることから、「お見舞い」や「還暦」に贈るには避けた方がいいとされています。
菊
菊の花言葉は『高貴』です。花姿にどことなく気品があり昔から好まれてきたお花です。
しかし菊と言われると“仏花”に入っている印象が強いことから菊単体で贈るのは避けた方がいいとされていますが現代では花言葉の意味が良いことや気品のある花姿からブライダルの贈り物として選ぶこともあるそうです。
彼岸花
彼岸花の花言葉は『悲しき思い出』です。墓地などで見かけることの多い花であることから故人を偲ぶことから寂しい花言葉が多いとされています。
また彼岸花の球根には毒があることから誤って口にしてしまうと嘔吐・腹部痙攣を起こす可能性があります。小さなお子さまやペットがいるご家庭に彼岸花を贈ることは避けた方がいいですね。
トリカブト
トリカブトの花言葉は『騎士道』です。トリカブトの花が騎士の兜に似ている事から名付けられました。
またトリカブトには猛毒があることから誤って口にしてしまうと死に至る可能性があります。植物界の中でも最強の有毒植物と言われています。小さなお子さまやペットがいるご家庭に彼岸花を贈ることは避けた方がいいですね。
怖い花言葉を持つ花を贈ったらダメなのか?
結論からすると、花言葉を特に気にされない方には問題なく贈っていいと思われます。花言葉には明確な意味合いは無く、見た目や育った環境から名付けられたものなので深く気にする必要はありません。
花を見て、花言葉を知りたくなって調べてみたら怖い花言葉だったとなれば相手を傷つけてしまうのでお祝いごとに贈る場合や少ない本数で贈る場合には花言葉を気にしてみてはいかがでしょうか。
花言葉に捉われずに、相手を思ってお花を選ぶのが1番いいと筆者は思います!
まとめ
今回は、怖い花言葉・狂気さえ感じる異常な花15選と贈り物に不向きな花を紹介いたしました。
ガーデニングや花の贈り物をする際にどの花を選ぼうか迷われたときの参考にしていただけましたら幸いです。
花言葉は育った環境や見た目で名付けられることが多く確実なものはなく、色々な花言葉が存在します。1つのお花に対し、明るい花言葉・怖い花言葉が両方つくこともございます。
自分が気に入った花言葉を信じるのが1番ですよ!
今回の記事がみなさまの参考になったら嬉しいです。Thank you!!
マリーゴールドはネガティブ・ポジティブな花言葉を両方持ち合わせています