インテリアグリーンとしても人気の高いフィロデンドロンについて。
フィロデンドロンの中でも、一番人気のある種類がセロームです。
今回は、フィロデンドロン・セロームの基礎知識と育て方をご紹介いたします。
フィロデンドロンってどんな植物?
通称、愛する木と呼ばれています!
そんな、フィロデンドロンはどんな植物なのかをご紹介いたします。
フィロデンドロン(Philodendron)は、熱帯および亜熱帯地域に自生する植物で、一般的に観葉植物として栽培されることが多いです。
フィロデンドロンはサトイモ科に属し、多くの異なる種類や品種があります。葉の形や模様は種類や品種によって異なります。
なぜ「愛する木」と呼ばれているの?
フィロデンドロンの意味は「フィロ:愛する」「デンドロン:木」
育つ姿がなんとも愛らしく、他の木に寄り添うようにして育つ習性を持っています!
サトイモ科の熱帯性植物の一部を総称してフィロデンドロンと言います。
世界の熱帯~亜熱帯に200~650種ほど分布しており、つる性が主ですが、茎が直立することもあります。
メキシコ原産でヒメカズラという種類は、茎が細く、葉は卵心形で濃緑色になります。
ブラジル原産で、フィロデンドロン・セロームは、茎がつる状にならずに立ち上がり、葉に羽状の切れ込みが入る特徴があります。
フィロデンドロン・セロームの基礎知識
科名:サトイモ科
属名:フィロデンドロン属
原産地:南ブラジル・ブラジル・パラグアイなど
開花期:8月~10月
草丈:2m程度
別名、ヒトデカズラ(海星葛)・ヒトデカズラ セロウム・フィロデンドロン セロウムと呼ばれています。
耐陰性・乾燥にも比較的に強い植物です。増殖しやすく成長も早いため、観葉植物として人気があります。
フィロデンドロン・セロームは、根が空気中に露出している“気根”を出す場合があります。
お花を咲かせることは非常に難しいとされています。
開花時期は、6月頃。カラーや水芭蕉に似たお花を咲かせ、お花の寿命は、1日〜2日と長くは持ちません。
セロームの育て方
次に、フィロデンドロン・セロームの育て方や育てる上でのポイントをご紹介いたします。
「フィロデンドロン・セローム」(Philodendron selloum)は、フィロデンドロン属の植物で、美しい大きな葉を持つ観葉植物です。
過度に気にする必要はありませんが、フィロデンドロンは樹液に、シュウ酸カルシウムが含まれており、皮膚に樹液が付着すると、体質によっては炎症を起こすことがあるため注意が必要です。
育て方
植え替えと用土のご説明です。
植え替え
成長スピードが早い植物です。
1年に1回、5月〜8月に植え替えをします。
茎がつる状にならない種類「セローム」は、今よりも1回り大きな鉢に植え替えます。
茎がつる状になる種類は、1回り大きな鉢に植え替え、支柱も大きなものに替えてからつるを近づけます。
株が不安定な場合は?大きくなり過ぎたり、細く弱ったりした場合には、支柱を株の周りに立てて、紐で固定してください。
用土
腐植質で水はけのよい用土を使ってください。
水はけの悪いものを使うと根腐れを起こす原因になります。
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小粒の赤玉土を7割
培養土を3割の用土で、植え替えをします。
育てるポイント
置き場所
日光不足が続くと垂れ下がって葉柄が折れてしまうため、風通しのいい日陰に配置します。
春から秋、7月〜9月頃の時期は野外。冬、11月〜翌年4月頃の時期は室内の窓越しに配置するのが好ましいです。
基本、日光を好む植物なため太陽の光を当てることに問題はありませんが、直射日光の当て過ぎには葉焼けの原因に繋がるため注意が必要です。
室内に置く場合、葉の乾燥を防ぐために、エアコンの風が直接当たらない場所に配置してください。
水やり
春から秋は土の表面が乾いてきたら。冬は 1週間に1、2回程度で構いません。
葉にはこまめに霧吹きでお水を吹きかけることによりハダニを防ぐ効果があります。
肥料
春から秋の成長時期4月〜10月に緩効性化成肥料を2ヶ月に1回あげてください。他にも、速効性液体肥料を1週間~10日に1回あげるやり方でもOK。
緩効性化成肥料のおすすめはこちら!
- 植物に触れないように置く
- 錠剤を割って使わない
- 植え替え、植え付けした植物には1ヶ月後からあげる
- 1ヶ月を目安に新しいのに変える
速効性液体肥料のおすすめはこちら!
原液のため、薄めて使います。
- 500倍…水 10ℓ・蓋 1杯 20ml
- 1000倍…水 10ℓ・蓋 1/2杯 10ml
- 2000倍…水 10ℓ・蓋 1/4杯 5ml
剪定
過度に気にする必要はありませんが、フィロデンドロンは樹液に、シュウ酸カルシウムが含まれており、皮膚に樹液が付着すると、体質によっては炎症を起こすことがあるため注意が必要です。
空気中に露出している根“気根”は、空気中の湿度が高いと伸びやすいため、時期は関係なしに短めにカット。他にも、枯れた葉は早めに取るようにしてくださいね。
病気・害虫
病気:軟腐病、葉腐病
春から秋の高温多湿な環境では、軟腐病、葉腐病が発生する可能性があります。
軟腐病は主に、葉・茎・根が黒く枯れる。悪臭を放つ。
葉腐病は、葉が黒く枯れる。
風通し、日当たりのいい場所に置いてあげてください。
害虫:ナメクジ、ハダニ、カイガラムシ
ナメクジは、葉に小さな穴があきます。
ハダニやカイガラムシは年間を通して発生する可能性のある害虫なため注意が必要です。
ハダニやカイガラムシは、葉の表面に白い斑点が広がります。
葉にこまめに霧吹きでお水を吹きかけ、乾燥しないようにしてください。
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花言葉・誕生花
次に、フィロデンドロン・セロームの花言葉をご紹介いたします。
花言葉は、お花を贈る際に迷ったときの参考にもなりますよ!
花言葉:「用心深い人」「愛する木」
誕生花:なし
花言葉の由来:フィロデンドロンとは、ギリシャ語で「愛する」という意味。
結婚祝いや大切な人への贈り物におすすめです。
直立タイプのセロームのように上に向かっていく植物を置くことで家族の運気を向上させる効果があるとされており、新築祝いや引越し祝いに贈るのがおすすめ。
【ブリキカップ 3.5号】
セローム【購入一覧】
セロームを3つご紹介いたします。
お気に入りのセロームは見つかりましたか?
【鉢植え 3.5号】
【鉢植え 5号】
【プラスチック鉢 8号】
まとめ
今回は、フィロデンドロン・セロームをご紹介いたしました。
育て方や花言葉は、ご参考になりましたでしょうか?
日光を好む植物なため、しっかり当ててあげてくださいね!
本来、土の中で成長する根っこですが、空気中に露出している根“気根”を楽しむのもいいと思います。
今回の記事が皆さんのご参考になったら嬉しいです。
Thank you!!
フィロデンドロン・セロームってどんな植物なんだろう?